Tableau 2019.3 新機能紹介:「Ask Data」をWebページに埋め込めるようになりました #tableau
こんちわ。DA事業本部@大阪オフィスの玉井です。
日本時間2019年09月18日(水)、Tableauの最新バージョンとなる「v2019.3」がリリースされました。
当エントリでは、バージョン2019.3の新機能の中から「Ask Dataの埋め込み(『データに聞く』機能の改良)」についてご紹介したいと思います。
概要
Tableau ServerにはAsk Dataという機能があります。簡単にいうと、自然言語でデータに対して問い合わせができるというものです。詳細は下記エントリをどうぞ。
- Tableau 2019.1 新機能紹介:Ask Data〜言葉でデータに質問できるように #tableau | DevelopersIO
- Tableau 2019.2 新機能紹介:Ask Dataがパワーアップしました #tableau | DevelopersIO
で、今回のこの新機能は、そのAsk Dataを別のWebページに埋め込めるというものです。
やってみた
Ask Dataの埋め込みコード取得
Ask Dataを使用したいデータソースの画面まで移動して、「データに聞く」のTableau Serverを選択します。
何かしらの問い合わせを行うと、Ask Data専用の画面に遷移します。ここまでは従来と同様です。しかし、画面上部をよく見ると、タグアイコンっぽいアイコン(?)があるので、それを選択します。
Ask Dataの埋め込み用コードが表示されるのでコピります。
埋め込む
今回は下記のようなテキトーなHTMLを用意しました。すでにAsk Dataコードも埋め込んでいます。
<html> <body> <div id="outer"> <div id="header"> <h1>Ask Dataのテスト</h1> </div> <div id="main"> <div class="content"> <h2>iframeで埋め込みできる</h2> <iframe src='http://xxxxxxxxxxx/askData/ビューの名前' style='width: 100%; height: 600px; border: 0'></iframe> </div> </div> </body> </html>
Webブラウザで表示すると、まずTableau Serverにサインインするよう促されます。ここはビューの埋め込みと同じ挙動ですね(同ブラウザですでにTableau Serverにサインインしている場合は、こちらではサインインはスキップできる)。
すると、まさにAsk Dataの画面がそのまま表示されました。
ちゃんとデータに対して質問ができます。
ビューは埋め込まれない
今回埋め込んでいるのはあくまでAsk Dataの機能のみとなります。そのデータを使用しているダッシュボードやビューは埋め込まれません。既存のビュー埋め込みと混同しないようにしましょう。
おわりに
結構斬新な機能のため、パッとユースケースが思い浮かびませんが、社内ポータルなどに埋め込んでおくことで、各ユーザーが自由にデータに質問できる環境を用意できそうですね。あと、個人的には、このAsk Data埋め込みも、信頼できる認証が機能するのかどうかが気になっています。